涙は、涙腺で分泌され、まばたきによって、眼の表面全体に運ばれ眼を潤します。
その後、目頭の近くにある涙点(上涙点・下涙点)という穴から鼻腔へと排出されます。涙は10%が眼の表面から蒸発し、
残りの90%が上涙点・下涙点から流れ出るといわれています。
ドライアイとは何らかの原因で涙の量が少なくなったり、涙の質が変化する事により、眼球の表面に障害が生じる病気です。
涙の排出口である「涙点」を栓(涙点プラグ)でふさいで、少ない涙を眼の表面に溜めるドライアイの治療法です。
ドライアイでは涙腺から分泌される涙の量が少ないのに涙点から涙が排出され眼の表面が乾きます。
そこで、涙の排出口である「涙点」を栓(涙点プラグ)でふさいで、涙を眼の表面に溜めるようにするのが涙点プラグ治療です。
涙には細胞成長因子であるタンパク質やビタミンなどの重要な成分を含んでいます。これは点眼では補うことはできません。
涙点プラグを挿入することで、栄養を含んだ自分の涙で眼を潤すことができるのです。 涙に勝る目薬はないのです。